皆さん「チャイ」を飲んだことはありますか？インドを語るうえで外せない存在とも言えるチャイ。我が家のインド人旦那様は朝イチに朝食と一緒にチャイを飲みますし、夕方（17：00頃がティータイムであることに驚く！）にも夕食前の一服でスナックと一緒にチャイを飲みます。
日本でもチャイはある程度の認知度を確立していて、今では有名なスター〇ックスなどでも「チャイラテ」のようなドリンクが販売されていたり、カ〇ディなどではお湯で溶いて飲める手軽なインスタントチャイが販売されています。
カフェでいつもと違う気分を楽しみたくてチャイを注文したり、インスタントで淹れることはあっても、お家で茶葉から煮だし、スパイスを使って本格的なチャイを淹れる方はまだ珍しいのではないでしょうか？
インドの家庭でのチャイの淹れ方、使うスパイスはそのお宅により様々だと思います。
我が家ではスライスした生姜、粉末のシナモン（本当はホールを使いたい！）、カルダモン、クローブ（どちらも粉ではなくホールのもの）、時々ブラックペッパーを使います。
まずお鍋にスパイスだけを淹れた状態でお湯を沸かして、しっかりお湯にスパイスの香りが移ってから茶葉を淹れるのがコツです。
茶葉を淹れたら２～３分（私は濃いめが好きなので、出来上がり量２人分の時で小さじ３杯くらいの茶葉を入れます）煮だして、その後牛乳と砂糖を入れます。
お鍋から噴かないように注意しながら牛乳を少し煮詰めて出来上がりです。
(お水と牛乳の量は我が家では2：1くらいです。)
茶こしで茶葉やスパイスを濾して、お気に入りのカップで召し上がれ！
そもそも、チャイ誕生のきっかけはイギリスの植民地時代。インド国内で生産された良質な茶葉はイギリスへと持ち出され、国内に残るのは売り物にならないような質の悪い茶葉のカス。逞しいインドの人々は残された茶葉を美味しく飲むために、砂糖や牛乳、香辛料を加えて旨みを引き出す方法を考え出したのだそう。
決して贅沢とは言えない成り立ちのチャイですが、長年の間インドの人々の必需品として生活に潤いを与えて来たようです。
ちなみに、喉の風邪をひいた時は牛乳抜きのチャイを作って飲んでみるといいですよ！インドのお義母さんからの教えですが、喉の痛み、咳がひどい時に私はたっぷり作ってゆっくり飲みます。これが意外と効きます。是非一度お試しください！
Comments